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みんな本気で言ってます。




チビスターズ第一話 ⑨



 あの後、かなり落ち込んでしまった二人を立ち直らせるのに数十分かかった。やっぱり気にしていたらしい。
 二人が普段通りになる頃にはクリスティナもフェルトも来て、そこからようやく交流会を始めることになった。
 と言っても実際は…
「アレルヤ可愛いーッ!」
「ちょっ……クリスティナ、そんな抱きつかないでっ」
「……」
「……」
 クリスティナに抱きつかれて顔を真っ赤にしているアレルヤと、無言で頭を撫でるフェルトをこれまた無言で見上げる刹那を男子が眺めるだけだったが。スメラギも眺めるがわに入っていたが酒を持ってきていて、四人の様子を肴にしている。ちゃっかりとしているというか。もっと、酒を控えて欲しいものだが。
 それにしても……こういうときの女子というのは、ある意味賞賛に値する。
 害はないだろうと放っておいたが、クリスティナがアレルヤにキスをしようとし始めたところで止めに入ることにした。
「いい加減に……」
「いいじゃない、ティエリア」
「ですがっ」
 すでにできあがっているスメラギは当てにならない。いや……彼女は女子側の人間だから、酔っていなくても当てにはならないか。
 などと思っている間にハレルヤが動き、ヒョイとクリスティナの手からアレルヤを地理上げた。
「何するのよーっ!」
「うっせぇなッ!アレルヤは俺のなんだから、勝手に遊ぶなっ!」
 今、聞き捨てならない言葉を聞いた気がする。
「ハレルヤ、それは違う」
 刹那が撫でられながら、視線をハレルヤの方に向ける。
 それから一言。
「アレルヤは俺のだ」
 ……だから、それも違うだろう。
「お前らなぁ……」
 次はロックオンか。
 早く二人の間違いを直して欲しいものだが。
「アレルヤは俺のだって」
 ………あなたも間違っているのですが。
 ティエリアはため息を吐いた。
「まったく……バカなことを」
「何だと!?」
「いいか……」
 クリスティナ、ハレルヤ、刹那、ロックオン、ついでにフェルトも見て、ティエリアは言った。
「アレルヤ・ハプティズムは俺のものだ」
 そして、この言葉と共に聖戦が始まった。





「あのう、スメラギさん……」
「どうかしたの?アレルヤ」
「僕の意思っていうのは、無いんでしょうか……?」
「あの子たちに何を言っても無駄だと思うけれど」
「……ですよね」


みんな大まじめ。
……いや、真面目にすることでもないでしょう?
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