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徐々に明らかになっていく過去の初代の守護者たち。
だけどそれでも、ここでの初代の性格は今までのと。絶対に変える気はないです。
そんな感じで、今回は二世の最後辺りの超捏造。
もうこれで終わりなのか、と向けられた銃口を目に思う。
思えばわりと暴れてきたような気もするが、それでもまだまだ暴れ足りない。基本的に戦いを好む質であった上に、付け加えて自分の前のボンゴレのせいでストレスまで加算されてしまったのだから仕方ないだろう。
だが、それも結局。
相手の、引き金の掛かっている手に力がこもったのを見て、そして。
引き金が。
引かれた。
それで出てきたのが花というのはどんなオチだ。
思いも寄らない事態に呆然としていると、相対していたハズの相手の姿が崩れ落ちた。
現れた顔に、思わず険呑に目を細めてしまったのは、決して自分の心が狭いとか、そういう話ではないに違いない。
そこにいたのは、初代ボンゴレだったのだから。
「…テメェか」
「おめでとう二世、これでお前は死んだことになるぞ」
「ンな事…一体、誰が喜ぶ」
「喜ばないのか?」
初代は微かな驚きを込めて言った。
「少なくとも俺は喜ぶが。これからは死せる生者として好き勝手出来る、と」
「そんなのはテメェだけで充分だ」
「酷いことを言うな、二世。とりあえずお前も俺と同類になったんだぞ?今、この瞬間」
「…一発殴らせろ」
「痛いから嫌だ」
さら、とそう言って返して、初代はポイと銃を捨てた。実際、マジックショーにさえ使えそうにないあの玩具は既に用済みであって、ゴミでしかなかった。流石に二度目は効かないと分かっているのだろう。
まぁ、純粋にあの玩具に飽きただけかも知れないが。
…というか、十中八九そちらだろうが。
ため息を吐く代わりに立ち上がり、初代を睨み付けて二世は口を開いた。
「テメェのトコの幻術師も一枚噛んでやがんのか」
「流石の俺でも幻術は使えないからな、自然と霧の守護者に頼るなる」
「他に協力者はいねぇのか?」
「後はそうだな…雨も、嵐も手伝ってくれたぞ。というか俺の守護者は全員だ」
「何しやがった」
「別に、料理を作ってやろうかと言っただけなんだが」
「…」
それが『だけ』で済むなら、だれも協力しなかっただろうに。
料理の腕に関しての自覚症状が全くない初代に今度こそため息を吐く。
「あぁ、そういえば今思い出したんだが…安心してくれ。お前の部下は全員無事だからな」
「当然だ」
これで誰か一人でもかけていたら、あまりの馬鹿馬鹿しさに初代に本気で殺意を抱きかねないところである。
多分、トマゾだっけ、あのあたりも手を貸してる。
そしてこのシリーズ内だととことん苦労人二世。頑張って。