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この二人が入れ替わるのってありですか?
「しかしな……まさかお前の仕業ではないとは」
「やろうと思った事はあるんだがな。罠っぽくない気がして止めたのだ」
「ふむ。言われてみればその通りだな」
ムサイにて。
シャアは、入れ替わり被害者二名を目の前に茶を飲んでいた。
正直、どうしてこの二人の人格が入れ替わってしまったのだろうと思う。元々第一級危険人物に数え上げられる両名であるし、むしろこれで混乱してくれたらこちらとしても楽なのだけれど。
しかし、現実は本当にままならない。
気づいた時には既に二人は状況に順応していて、ガルマドップはララァと喋りつつ菓子を食べていたくらいだったのである。
強いて幸いだった事を上げるとしたら、ギャンが怪しげな薬品を作れなくなった事か。
「手が無ければどうしようもないだろうからな…」
「…?シャア、何か言った?」
「いや、大したことじゃないんだが」
不思議そうにこちらを見上げるララァに答える。
「ただ、少しくらいは入れ替わりも役立つかと思ってな」
「確かにギャンの薬品作りが無くなったら楽ね」
「…ララァ、聞き返すまでもなく私の言葉が聞こえていないか?」
「ふふふ、さぁ?どうかしら」
うっすらと笑って彼女は言う。
どうもこうも無いような気がしたが、こういった事で彼女に言い勝つ事が出来ないのは分かり切っているので、あえてそちらには触れない事にした。
代わりに入れ替わった二人を見る。
「ギャン、こういった事態を解決できる薬は無いのか?」
「あったならとっくに使っている。作ろうと思えば作れる気もするんだが……手が……ないからな……」
「…」
前言撤回。ギャンが薬を作れない事は、今回ばかりは凶と出た。
「…となれば、犯人を探して見つけてくるしかないということか……?」
ギャンが違うとなると…一体誰が犯人なのだろうか。
探すのが、まず一苦労だと思った。
実はギャンって便利キャラだからな…薬とか作れるかと思って。
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