式ワタリによる、好きな物を愛でるブログサイト。完全復活目指して頑張ります。
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集まってみました。
「とりあえず、どうにかしないとっていうわけで集まってもらったわけですが」
ぐる、と人格の入れ替わりが起こっている事が判明した団体から数名ずつ募集した結果集まった面々を見渡し、ガンダム(外見アレックス)は言った。
「…誰か、何か手掛かりない?」
……まず、そのあたりから手詰まりだった。
何せ、朝起きたら突然、である。まぁ、こういう場合『次の日の朝、起きてみたら元の体に戻っていました』なんていうのがお馴染みのセオリーではあるが……何分そう言う事を『意図的に』引き起こす事が出来る面々が存在するこのコロニーなので、念には念を入れていかなければならない。
そんな理由で人を集めてみたのだけれど。
…最初の目的とは違う理由で役立ってる気がする。
何人か殺気立っているメンバーを認めつつ、その付き添いで来ているのだろうメンバーに視線で「頑張って」とエールを送った。きっと、彼らに火が付くような事が起きたら色々危険だろう、色々と。
大丈夫かなぁと、もしもいた場合の犯人の身の安否を心配していると、プラス(見た目はマークⅡ)が手を挙げた。
「プラス、何か手掛かりあるの?」
「そういえば、ゼータのヤツが『全力で抵抗した』とかどうとかこうとか言ってたけど、それって手掛かりになんねぇかねぇ…」
「全力抵抗?」
一体何に?…なんて、今回は言う必要がないだろう。
人格の入れ替わりに、だ。
そしてゼータが全力手抵抗する様な相手と言えば。
「…まさかジ・О…」
ぽつんと、ガンダムは思わず呟いた。
……そして、それがダメだった。
がたん、という誰かが勢いよく立ちあがる音が三つ聞こえて、ばたん、という自動ドアなのに勢いよく手動で開かれる音が聞こえ。
「…ヤバ」
気付けば殺気立っていた三名が、揃っていなくなっていた。
ジ・Оは今すぐ逃げるべき。
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