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まさかのその後。それにしてもタイトルが「そうめん」って、なんかすごく手抜…いや、分かりやすいですけどさ。



「で、どうなったの?」
「だめだった」
 翌日、臨也は疲れ切った体ながらもどうにか来神学園に登校した。
 ちらりと、机にうつ伏せてピクリとも動かない静雄を眺めてから、息を吐く。
「シズちゃんと共同戦線張ったんだけどね……それで逃げきれなかったって、どんだけ凄いんだよあの双子……。我が妹たちながら、末恐ろしいね」
 有り得ない、と臨也は天井を仰いだ。
 静雄と手を結んだあの後、臨也たちはとにかく折原家から出て行く事を目的に行動を開始した。静雄はともかく自分の場合、自分の家から脱出すると言うのはどこかおかしい気もしたのだが、そんな事を考えている暇などどこにもなかった。
 しかしあの双子たちときたら、そんな死に物狂いの高校生二人を相手にしてなお引けを取らなかったのである。
 そうして結局、家から出る事も出来ず真夜中まで双子の相手をさせられたのだった。
 そこまでの流れを全て語った所で、臨也はもう一度息を吐いた。
 それを見てか、聞き手である新羅がやや引きつった表情ながら頷いた。
「うん……それは凄いね」
「だろ?」
「静雄は危害を加えない相手には甘い所があるから分かるとしたって、臨也まで押さえつける所が本当に凄いね……まぁ、凄さならセルティには劣るだろうけれど!セルティはとにかく凄いから!」
「あ、そ」
 真面目な顔から一変、にやぁとだらけた笑みを浮かべて叫び出したクラスメイトにデコピンをくらわせて、臨也は席を立った。
「臨也、人のおでこは人の物なんだから、他人がそう気軽に攻撃をくわえて良い場所じゃな……あれ?どこか行くの?」
「屋上にね」
 額を抑えて首を傾げる新羅に答えてから、静かにドアを開ける。
「眠くて仕方ないから、授業はサボるよ。先生に何か言っといて」
「え、じゃあ、ありのまま全部語って良い?」
「絶対にダメ」
 その言葉と共に、臨也はドアをピシャンと閉じた。






九瑠璃と舞流はある意味最強だと思い続けてます。
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