詩的20のお題 08：鎧

果たして何週間ぶりでしょうか……お久しぶりです。
今回は三国伝です。会話文のみで、曹操様と郭嘉です。

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08：鎧　（三国伝：小話（機駕））
 
 
 
「今更な話なんですけど、」
「何だ、郭嘉」
「僕らの鎧って、何なんでしょうね」
「……？　どういう意味だ？」
「どうもこうもなく、そのままの意味です」
「鎧は鎧だろう。それ以外に何があると言うのだ」
「例えば劉備の所の話ですけど、あそこ、三位一体するじゃないですか」
「うむ」
「で、その時、鎧の一部が取り換えられると言うか……まぁ、そんな感じになるでしょう」
「そうだな」
「普通、無いでしょう」
「……む」
「何ですかアレ。元からそう言う鎧だったっていうなら分かりますけど、あれ、そういうわけでもなさそうですし。本当、分かんないんですよねぇ……」
「分かるものでもない気がするがな」
「それ言ったらお終いですから、それは言わないでください」
「……そんなに気になるなら、研究でもしてみたらどうだ」
「研究材料は？　やろうと思ったら多分、結構たくさんサンプル要りますよ？」
「歩兵部隊の物では駄目か。予備があるが」
「当然です」
「自分のを使うと言うのは？」
「普通に嫌です。自分の物を消費してまでやる気は無いです。あと僕のだけじゃサンプル足りませんよ、曹操様」
「ならば諦めるのだな」
「そうですね、合法的にサンプルを得るのは諦めます」
「……程々にしろ」
「せいぜい頑張ってみますよ……ふふふ」

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でも本当にあの鎧って何なのかなー。とか、三位一体のとこ見ると割とよく思います。
最初は普通の鎧だったと思うんだけども。なんで合体できるんだろう……とかとか。
材質も普通に気になりますけども。某合金なんでしょうかね。