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寝坊癖って、つくと本当に困りますよね。
今回はそんなお話です。出てくるのは死神さんと砂岩さんと、あと強腕さん。
ただし砂岩さんはひたすら寝てます。
03:ゆめうつつ (SD:白辺高校)
まぁ、まだ休み中なので問題は無いのだけれど。
「もう十一時だし、いい加減起きろー」
「……あと六十分だけ……お願い……」
「駄目。てーか六十分って、一時間じゃんか」
それは流石に長過ぎだろうと呆れながら、デスサイズは布団に手をかけた。
そのまま、ぐい、と引っ張れば……案の定、布団を引っ張る手は途中で止まる。サンドロックが、布団を引っ張り返していたから。しかもその力は、少なくとも自分では対抗しきれない程の強さであり……結局、布団は完全に奪い返されてしまった。
丸くなっていく布団を前に、少し眉を寄せ、腕を組む。
さて、どうしよう。
多分、揺すったくらいではどうにもならない。というかそもそも、その程度で目が覚めるならとっくの昔にやっている。普段ならばそれで起きてくれるのだけれど、残念ながら、今の彼にはすっかり寝坊癖が染みついている。……正月だからと、三日間とはいえ、自然に起きるにまかせたのは問題だったのかもしれない。
「サンドロック……起きた?」
「いや全然」
ひょこりと部屋に顔をのぞかせたヘビーアームズに肩を竦めて見せてから、改めて、ベッドの上で未だ寝息を立てているサンドロックの方へ、視線を向ける。
「……最終奥義使うしかないかなぁ……」
『最終奥義? アレの事?』
すぐ傍まで近づいて来た為に筆談へ移行した彼に、頷いて見せる。
「多分、想像してんので正解。でもアレは正直、気が進まないっていうか……」
『……いっそ、放っとく? ウイングの方はそうしたんだよね?』
「そうそう。あと十時間とか言い放ってくれた瞬間に、もう色々と諦めた」
その点だけ考慮すると、やはりサンドロックの方がまだ良い方なのだろう。……起きてくれない時点で、どっちもどっちなのだけれども。
……だから、まぁ。
「起きてこないのは自業自得って事で良いか……」
『じゃあ、朝食は三人分で』
「だな」
頷き合い、デスサイズとヘビーアームズは、サンドロックの部屋を後にした。
最終奥義って何だろうね。フライパンをおたまで叩く系?
ちなみにナタクは普通に起きてる感じで。日の出とともに起きるというのは伊達じゃないのです。
まぁ、まだ休み中なので問題は無いのだけれど。
「もう十一時だし、いい加減起きろー」
「……あと六十分だけ……お願い……」
「駄目。てーか六十分って、一時間じゃんか」
それは流石に長過ぎだろうと呆れながら、デスサイズは布団に手をかけた。
そのまま、ぐい、と引っ張れば……案の定、布団を引っ張る手は途中で止まる。サンドロックが、布団を引っ張り返していたから。しかもその力は、少なくとも自分では対抗しきれない程の強さであり……結局、布団は完全に奪い返されてしまった。
丸くなっていく布団を前に、少し眉を寄せ、腕を組む。
さて、どうしよう。
多分、揺すったくらいではどうにもならない。というかそもそも、その程度で目が覚めるならとっくの昔にやっている。普段ならばそれで起きてくれるのだけれど、残念ながら、今の彼にはすっかり寝坊癖が染みついている。……正月だからと、三日間とはいえ、自然に起きるにまかせたのは問題だったのかもしれない。
「サンドロック……起きた?」
「いや全然」
ひょこりと部屋に顔をのぞかせたヘビーアームズに肩を竦めて見せてから、改めて、ベッドの上で未だ寝息を立てているサンドロックの方へ、視線を向ける。
「……最終奥義使うしかないかなぁ……」
『最終奥義? アレの事?』
すぐ傍まで近づいて来た為に筆談へ移行した彼に、頷いて見せる。
「多分、想像してんので正解。でもアレは正直、気が進まないっていうか……」
『……いっそ、放っとく? ウイングの方はそうしたんだよね?』
「そうそう。あと十時間とか言い放ってくれた瞬間に、もう色々と諦めた」
その点だけ考慮すると、やはりサンドロックの方がまだ良い方なのだろう。……起きてくれない時点で、どっちもどっちなのだけれども。
……だから、まぁ。
「起きてこないのは自業自得って事で良いか……」
『じゃあ、朝食は三人分で』
「だな」
頷き合い、デスサイズとヘビーアームズは、サンドロックの部屋を後にした。
最終奥義って何だろうね。フライパンをおたまで叩く系?
ちなみにナタクは普通に起きてる感じで。日の出とともに起きるというのは伊達じゃないのです。
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