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細く鋭いものって何があるかなー、で、一番最初に思いついたのが団子の串ってどういう事。
というわけで、団子屋さんに行った政宗と幸村+αのお話です。



11:鋭く、細く   (BSR:オールキャラ)
 
 
 
 今までも思い続けてきた事であり、これからも思い続けていくであろう事を、今この瞬間だけは思わないと言う事は無いわけで。
 団子の串をいじりながら、政宗は息を吐いた。
「……まだ食うのかよ」
「うむ! あと十本は食べるつもりでござる!」
「あぁ、そうかい……」
 つまり少なくとも三十本は食べると言う事か。
 ここの団子は確かに美味しかったが、二十本も食べれば流石に飽きがきそうなものである。けれども、二十一本目を口にしている幸村の顔に、そういった様子は全くと言って良いと断言出来る程に無く、今もなお幸せそうに緩んでいる。
 そんな表情を見せられれば、最早浮かぶのは苦笑くらいのものだ。
 団子だって、こんなに嬉しそうに食べられれば本望だろう。
 思い、視線を何となく前に向け。
「……」
 見えた顔に、思わず手元に遭った串を投げつけていた。
「政宗殿? 何をしているのでござるか?」
「いや、見たくねぇ顔が見えたもんだから咄嗟に」
「誰でござったのだ?」
「私ですよ」
 と。
 にこやかな表情を浮かべてこちらへ歩み寄ってきたのは、額から団子の串をはやしている明智光秀である。
「全く、酷いですねぇ、独眼竜。何でいきなり串なんて投げてくるのですか」
「テメェがいたら串投げるのは当たり前だろうが」
「当たり前ですか?」
「某に聞かれても困るのでござる……」
「……で」
 眉を寄せ、引き攣った笑みを顔に張り付け、口を開く。
「何でテメェは話しながら、当然の様に俺の隣に座ってんだ?」
「いえ、折角なので私も団子を食べようかと」
「……なら、まず、額の串を抜け」
「おっと失礼」







何で明智さんを出そうと思ったのだろうか……。
そして、幸村なら、団子100本だっていけると思うんだけど……どうだろう、無理かなー。
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