お悩み相談室3

ティエリア編です。

……いつの間にかシリーズ化……？

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「仕事の同僚が愚かで、上司にもいろいろと隠し事をされている。その上俺もミスばかりしてしまって……仕事を続けていていいのか分からない」

―――またか。

「何か？」

―――いえいえ。何でもありません。とりあえず……そのミスというのは？

「仕事中に上手く動けず、仲間に傷を負わせてしまったんだ……」

―――それはそれは……相手の方は。

「何でもない、と笑っているが……そんなわけはない」

―――とても、責任を感じていらっしゃるのですね……ですが、相手の方が問題ない、と言ってくれるのなら、甘えることも必要なのではないでしょうか。

「甘える？この俺が？」

―――苦手、なのかもしれませんが……時にはそれも大切かと思います。

「そうか……」

―――上司の方は？

「あぁ、こちらはいい。言ってもどうしようがない」

―――そう、なんですか……？なら、同僚の方は？

「命令違反はするわ突然仕事を放棄するわ……問題がありすぎる」

―――それにイライラしているのですか？

「そういうことだな」

―――私にはどうしたらいいかわかりませんが、そうですね……罰でも与えてみたら。

「したが堪えていないようだったな」

―――何をしたんです？

「一週間ほど独房に入れた」

―――すみません、この話は遠慮していいですか？

「？あぁ、かまわないが……」

―――では、ご利用あり……いえ、何かまだありますか？

「あるが、どうして分かった？」

―――いえもうパターンですから。

「？」

―――こちらの話です。

「ならば気にしないことにする」

―――そうしてください。

「実は写真を撮っているんだが」

―――あら、新しい……

「もっと良く撮れないものかと」

―――何を撮っているんですか？

「生き物だ」

―――猫とか、犬とか……そういうところでしょうか。

「……………まぁ、そういうものだな」

―――今の間は？

「気にするな」

―――そうですか。

「どうしたらいいだろうか。動くものを上手に撮るには」

―――すみません、私には分かりかねます。写真なんて、あまり撮ったことがないので……。ですけど、じっくりと待てば、撮りたいものが撮れると思うんですが。

「それは俺も思った。だが、妨害が入るんだ」

―――妨害？

「撮ろうとすると、どこからともなく現れる小さな小さなヤツと貧乏くじがいて」

―――妨害するんですか……というか貧乏くじって。

「それだけじゃないんだ。彼の……」

―――彼？

「……とりあえず、いつも近くにいるヤツがいつの間にか入れ替わっていて」

―――それは大変そうですね。

「とりあえず目を盗んで何枚か撮れたが」

―――どんなのを撮ったんです？

「そうだな……例えば昼食を食べている姿とか、眠っている姿とか……バレないようにするのが毎回大変なんだ」

―――苦労なさってるんですね。

「この前は風呂上がりを撮ろうとしたんだが……」

―――風呂？

「……………何でもない」

―――そ、そうですか……（いや、もう何か分かったんですけど）。

「もう話は終わりだ」

―――はい。またのご利用をお待ちしています。

「失礼する」

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とある方からのリクエスト的な。
キモリアでお悩み相談室でした……
ちゃんと、なっているかな……キモリアに……。