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今回は刹那です。
「今の仕事を続けたいのか分からない」
―――どこかで聞いたような質問……
「何か言ったか?」
―――いえ、何でもありません。それで、どうしたんですか?
「仕事中に幻が見えた。その幻は『止めてもいい』と言うんだ。その前にも一度、休んでいたときにその幻を見た」
―――そうなのですか?
「だが、俺は止めるわけにはいかない」
―――ならば、止めなくていいのではないでしょうか。あなたがそう思っているおなら。
「そういうものなのか?」
―――はい。
「そうか……」
―――では、ご利用ありがとうござい……
「待て。あと二つある」
―――何です?まず、お一つ目をどうぞ。
「なりたいものがあるのだが、なれない。どうやったらなれるんだ?」
―――具体的に、何になりたいんでしょうか?
「……秘密事項だ」
―――そう、ですか。
「だた、それを皆に言っても笑われる。最近は気持ちを理解してくれる人物がいるからいいんだが。どうしたら、他の人にも分かってもらえるだろうか」
―――私は、何を言ったらいいのか分かりません。
「何故だ?」
―――何になりたいのか分かりませんから。
「……それもそうだな」
―――二つめにいってもいいですか?
「かまわない」
―――では。
「好きな人がいる。だが、どうやっても気持ちが伝わらない。その人の方が年上で、おれのことを弟のように思ってくれているようで……親しくしてくれるのは嬉しいが……」
―――複雑なのですね。
「その人を狙っているやつらもいるんだ。手強いのが三人、その他がたくさん。その人は天然で鈍いから、傍で見ていて襲われてしまわないかと心配になる」
―――告白してみれば?
「した。が、気づかれないか、冗談だと思われている」
―――そうですか。弟のように思われているのなら、仕方ないかもしれないですね……あきらめず、アプローチを続けていくしかないのでは?いくら鈍い人でも、そうしていけば……さすがに気づくでしょう。そのような方とはじっくりと付き合っていくしか……。
「そうか……分かった。すまない。参考になった」
―――いえ。では、さようなら。またのご利用をお待ちしています。
……だめだ。刹那じゃギャグにできないっ!
いや、他の子も無理かもしれないけど……