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本編ではとても大変なことになっていますよね……彼。
立ち直って欲しいです。
ていうかアニメスタッフは、ロク兄の時といい……誕生日数日前に登場人物を鬱らせるというか、危ない状況にするとか……なんか祝われる人たち周辺を暗い雰囲気にするんでしょう。
「さーじっ!」
「わっ!?」
突然後ろから抱きつかれ、沙慈はバランスを崩した。
何とか持ち直して、顔をくるりと後ろに向ける。
「ルイス……どうしたの?」
「ふっふっふ……今日は何日でしょう?」
「今日?」
たしか今日は……
あぁ。そういうこと。
日付を思い出し、納得する。
「分かった?」
「うん」
「じゃ、そういうことだから」
すい、と身を離したルイスは、持っていた鞄から大きめの紙袋を一つ取り出した。
差し出されたそれを受け取った沙慈に、彼女は微笑んで言った。
「お誕生日おめでとう、沙慈」
「ありがとう……開けてもいい?」
「もちろん!」
さあどうぞ、と催促する彼女に苦笑しながら封を切る。
「わぁ……」
それは、手編みのセーター。
「頑張って作ったんだよ?結構自信作……どう?」
「すごいよ…ありがとう、ルイス……本当に」
「どういたしまして。いつも沙慈にはお世話になってるからねー」
たまには恩返ししないと、と続ける彼女はとても嬉しそうで、祝われている沙慈よりも嬉しそうだった。プレゼントを喜んだのが良かったらしい。
「あ、そうそう」
「何?」
「私の誕生日もよろしくね。三倍返しだよ」
「それってホワイトデーじゃ……」
「細かいことはきにしなーい」
「はいはい」
沙慈は笑いながら、何をあげたらいいだろう、とさっそく考え出していた。
悩んで悩んで、結局ルイスに祝ってもらいました。
どうか、幸せになって……
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