戦国BASARA弐アニメ録・陸

アニメ録。第六話はアニキ…な回でしたね。

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元就「く……くくく」

半兵衛「ふふふふふふ……」

慶次「……何アレ。何であの二人、あんなに嬉しそうなんだよ……？」

政宗「アニメで元親があんな事になった上に、秀吉が活躍したからだろ」

慶次「あー……ってそれ、酷くない？」

元就「何を言うておるのだ。このような結末になった事、赤飯を炊いて祝わねばなるまい」

半兵衛「それなら僕も手伝うよ。みんなで秀吉の活躍を喜びあおう」

慶次「お前ら本当に嫌な奴らだな！」

半兵衛「どこがだい？五文字以内で答えてごらん」

慶次「全部だよ！」

半兵衛「全部？全部って何が全部なのかな？っていうか全部って何？」

元就「例を上げるならばもっと具体的に表して欲しいものだな」

慶次「……五文字以内って言ったの……そっちじゃねーか……」

政宗「…慶次、テメェの気持ちは分かるけどな、こいつらに何を言っても無駄だと思うぜ」

慶次「俺も……今、思った」

政宗「っていうかな、赤飯はまだ早ぇと思うぜ」

半兵衛「それはどういう事かな？」

政宗「だって元親、あそこにいるし」

元親「テメェらぁッ！人がえらい目に遭ってんのに何だそのリアクションは！」

元就「……しぶとい奴よな。よほど我の手によってとどめを刺されたいらしい」

元親「言ってな！返り討ちにしてやるぜ！」

半兵衛「元就君、殺るなら早めにね。君と元親君、名前の一文字目が被ってるから」

元就「言われるまでもない。我らの名前の見分けのつき難さなどとうの昔に理解しておる」

慶次「や、『就』と『親』って結構違うから、そっちでみんな見分けれるんじゃ」

政宗「何言ってんだ、風来坊」

慶次「え？」

政宗「間違っちゃねぇかもしれねぇが、アイツらが欲しいのは建前だろ」

慶次「……うんまぁ、それは何となく分かるけど」

元親「てかその話が本当なら本気で救えねぇほど性悪だな、奴ら」

元就「脳みそ不在の馬鹿鬼よりは性悪の方がはるかにましであろうがな」

半兵衛「それに僕らは性悪じゃなくて、ただ己のやりたいようにやってるだけだよ」

慶次「……ねぇ、誰かさぁ……正義の人呼んで来てくれない？」

政宗「あ、今アイツは市と一緒に旅行行ってるから無理だぜ」

慶次「旅行？それは何でまた……というより、何でそんなの知ってんの政宗！？」

政宗「市が教えてくれたぜ？あと、何で旅行かっつーのは知らねぇ」

半兵衛「おおかた、夏休みだからどこかに遊びに行こうっていうアレなんだろうけどね」

慶次「戦国武将にも夏休みってあるんだ！？」

元就「というよりも、自由業であるから好きに休暇が得られるのではないか？」

元親「自由業じゃねぇだろ。政務とか色々あんじゃねぇか」

元就「サボリ魔が何を言うておるのだ。この年間休み男」

元親「年間っ……そこまでサボってねぇよ！」

元就「だがサボリはしておるだろう、頻繁に」

元親「そ……そいつぁ……」

政宗「……」

慶次「あれ、政宗？何で明後日の方向向いてんだ？」

政宗「いや……」

半兵衛「慶次君、人には触れて欲しくない事が一つや二つは絶対あるんだよ？」

元就「さよう。己に向けられてはおらぬ言葉が妙に己に突き刺さる事もあろう」

半兵衛「政宗君の事だ、政務から抜け出し片倉君に連れ帰られる事もあったんだろうね」

元就「今では良い思い出、というやつか。最早右目は傍におらぬのだしな」

政宗「……小十郎……」

慶次「政宗が鬱モードに！？二人とも！それ擁護になって無い！むしろ息の根とめてる！」

元親「こいつら、そもそも擁護するつもりねぇんじゃねーか？」

半兵衛「失礼な。たまには少し政宗君の事も虐…いじってみても良いかと思っただけだよ」

慶次「虐めって！今、虐めって言おうとしたよな！？」

元就「いちいち煩い風来坊よな。その呼び名の通り風の様にこの場におればよい物を」

慶次「つまり何も喋るなと！？」

元親「元就よぉ、そりゃ無いんじゃねぇか？」

元就「ふん、食ってかかるか。流石は馬鹿、そやつの存在意義を知らぬようだな」

元親「あぁ！？……って、存在意義？」

半兵衛「慶次君はね、空気であってこそなんだよ。常識さ」

慶次「そんな常識要らないから！」

元就「要らぬと叫んでもついてくる、それが常識と言うものなのだが」

元親「……俺よぉ……今、嫌な奴に吐かれる正論ほど気いらねぇって、凄く実感した」

慶次「俺も似た様な気分だよ……」

政宗「……ところで、一つ訊いて良いか？」

慶次「あ、政宗……良かった、少し気分浮上したんだな？で、訊くって何？」

政宗「今回もアニメ内容と関係ねぇtalkばっかだよな……？」

元就「前回の反省が見事に反映されておらぬな」

半兵衛「予測済みではあったけどね」

慶次「次回は頑張る……ってのは無いよね、やっぱ」

半兵衛「当然だよ。きっと、次回もこんなノリのままさ」

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アニキ、格好良かったけどアニキ…本気で無事を祈りたいです。ていうか祈ってます。