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場所っていうか時間……なお話になってしまいました。ティエ様とハプティーズです。
060:約束の場所
約束の時間から十分経った。
……が、姿形も見当たらないのが約一名。
「……遅い!刹那は何をしているんだ!」
腕時計を見ながら苛々と呟くと、自分よりも五分早くこの場所についていたアレルヤが困ったような笑みを浮かべた。
「そんなに苛々しない方が良いよ、ティエリア。もしかしたらほら、事故に巻き込まれてるのかもしれないし、ね?」
「だとしても連絡くらいはするべきだろう!……刹那・F・セイエイ……彼はガンダムマイスターとして全く、これっぽっちも、欠片も、何一つ、全然、相応しくない!」
「熱入ってんなー……ふぁあ」
眠たげに欠伸をしているのはハレルヤ。彼は遅刻してくると予測していたのだけれども、アレルヤに引きずられてきたため五分前には彼もここにいた。その時からずっと眠たげだったのだが、もしかして寝ていたところを彼の片割れに叩き起こされでもしたのだろうか。
だとしたら良い気味だと思いながら、再び時計を見る。
十五分経過。
「……リストラしてやろうか……」
「……出来るんだとしてもやっちゃダメだよ……?」
「やれるんならやりゃ良いんじゃねぇ?」
「ハレルヤ!そう言う事は言っちゃダメだよ!」
「良いじゃねぇか別によ。いくらそいつでも本当にやりゃしねぇだろ」
……割と本心から実行しようかと思っていたのだが。
言わぬが花とはこういう事を指すのだろうかと思い、ハレルヤからの珍しい信用を実は見事に裏切りながらも、ティエリアは静かに腕を組んだ。
「もしも場所を間違えたとか言ったらただではおかないぞ……」
「……ねぇ、少し落ち着いた方が良いんじゃないかな?」
「単に寝坊したと言い出したら油で揚げてやる……っ」
「人の話を聞いて!?」
後ろから撃たないだけまだましなのでは。
……そして刹那は、どこかの大型スーパーでガンプラ見るのに夢中で集合時間も場所も忘れてる感じでお願いします。
ロク兄は集合メンバーじゃないですよ。あ、でも、仲間はずれじゃないはずなので。多分用事でもあったんでしょう。
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