運命の導くままに 序・Ⅰ

というわけで（？）、マリオパロです。時系列オール無視ですがなにとぞ…。

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司馬懿「さて、皆様おそろいであるな？」

孫尚香「突然呼び出したりして一体何の用なのよ！」

陸遜「あれって呼び出しって言うほど優しいものでしたっけ……」

孫権「……いや、脅迫って呼んだ方がいいと思う」

陸遜「ですよね……」

司馬懿「今日ここに皆様を呼んだのは、我らのとある行いを手伝っていただくためである」

孫尚香「ちょっと！人の言葉無視しないでよ！」

劉備「まぁまぁ、落ちついて、姫」

孫尚香「えー？でもさ……」

劉備「文句を言いたい気持ちは分かるけど、司馬懿が相手じゃ何を言っても無駄だ」

孔明「ですね。しかし……何をしようとしているのでしょうか」

呂布「……くだらん」

貂蝉「奉先？」

呂布「俺は帰るぞ。慣れ合いなぞごめんだ」

司馬懿「ほう……戦いの場があるというのに帰られるか」

呂布「……何？」

司馬懿「まぁ、無理には引きとめることもないか」

郭嘉「ですね。じゃあ呂布さん、また今度、どこかの戦場で会いましょう」

呂布「……待て」

司馬懿「ん？どうしたであるか？」

呂布「戦場……と言ったな？」

郭嘉「言いましたね」

呂布「それは俺の血を滾らせるほどの戦場なのか？」

郭嘉「それは断言しかねますがね……まぁ、運が良ければそうなるでしょう」

呂布「……？」

司馬懿「何にせよ、参加しないというなら関係は無いであろう？」

呂布「……チッ」

司馬懿「その様な不機嫌な顔をして、どうかなされたか？」

呂布「……戦場があるというなら仕方が無い。乗ってやる」

郭嘉「流石呂布さん！そうこなくっちゃ駄目ですよね！」

貂蝉「……やはりこうなったか……呼びだされた時から逃げられんとは思っていたが……」

馬超「何か……アンタも苦労してんだな」

貂蝉「ほどほどにな。ところで、」

馬超「何だ？」

貂蝉「どうして曹操がお前の背にもたれてグッタリとしているんだ？」

馬超「いや……俺も詳しい事は知らねぇけど、何か凄い疲れる事させられたとか」

貂蝉「疲れる……事？あの曹操を疲れさせる事だと？そんなものがあるのか？」

馬超「本人がそう言ってたんだからそうなんじゃねぇか？なぁ？」

曹操「……」

貂蝉「反応が無いな……」

馬超「……なぁ、本当に大丈夫か？」

曹操「…………」

馬超「……曹操どっかに寝かせといた方が良いんじゃないかと思うんだけど、俺」

貂蝉「だな……」

郭嘉「駄目ですよ！」

貂蝉「うわっ！？」

馬超「な……突然出てくんなよ！驚くだろ！」

郭嘉「貴方がたが変な事考えてるから止めに来たんじゃないですか」

馬超「変じゃねぇよ！？これが当たり前の反応だろーが！」

貂蝉「私もそう思う。というか、お前たち……曹操に何をさせたんだ？」

郭嘉「大した事じゃないですよ」

司馬懿「天の意思をどうとでもできる曹操様に玉璽呼んでもらっただけである」

馬超「いやそれ大した事過ぎだろ！」

郭嘉「えー？そうですかねぇ……」

貂蝉「普通、戦闘中でもないのにそんな事をさせるか……？」

司馬懿「仕方が無いのである。玉璽は、これからの事に必要な小道具であるから」

貂蝉「玉璽が小道具か……」

劉備「っていうか曹操……お前本当に大丈夫か？」

陸遜「顔が死んでますね……」

孫尚香「……飲み水とか持って来た方がいいのかしら」

曹操「……劉備」

劉備「……何だ？」

曹操「貴様の所の軍師と余の軍師二人、取り替えぬか……？」

劉備「……何か断るのが凄く申し訳ないけど、割と本気で遠慮させてもらう」

曹操「……孫権」

孫権「ごめん。俺も劉備と同じ」

曹操「……そうか」

 

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疲労＝精神的疲労。肉体的疲労はそれほどでもないと思うんだけど……曹操様だって疲れるよね、こんなことさせられたら。