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入れ替わりネタも使いやすいですよね。
朝起きたらアレックスになってました。
「……あー、よくあるアレだろ?人格入れ替え、みたいなヤツ」
「みたいなっていうか実際そうなんだけど」
「まぁ、お前ら兄妹似てるし、色塗ったら普通にごまかせそうだけどな」
「…あぁ、そう」
パニックから立ち直って長年の友人に相談に行った結果、返ってきたのが軽すぎるアドバイスだけというのはいかなる物だろうか。
声は低く響くような物になってしまったが、不思議と怒りはわいてこない。多分、それはきゃのっ八も入れ替わりの被害者だという事実がそこにあるからだろう。もっとも、入れ替わったのがきゃの九相手だという事で、あまり差違は見受けられなかったのだけども。
そんな彼だからこそのこのアドバイスなのかも知れない。
結論をそう付けることにして、ガンダムはため息を吐きつつ茶を啜った。
「けど、塗り直しっていっても、目なんてどうしたものやら。流石にキラキラ目のオレっていう存在は遠慮したいし」
「確かに……それは引くな。…グラサンでもかけてみろよ」
言われて想像。
グラサンをかけた自分。
「………いや…止めとく」
「そうか?良案だと思ったんだけどな」
「何か似合わなそうで…さ」
しかも、とんでもない勢いで。たとえ、どんな種類のグラサンであっても。
そんな自分の考えは分かってもらえたのか、きゃのっ八はうんうんと頷いた。
「その通りだよな、言われてみると」
「だろ?」
「あぁ。つーか、あんまお前、それ気にする必要ないと思う」
「へ?」
「いや、なってるヤツなってないヤツの差はあるけどな、コロニー全体で似たようなこと起こってるぽくって」
「…え…?」
一瞬、理解が及ばなかった。
「は……あぁぁぁぁぁぁぁぁッ!?」
けれど数秒後、きゃのっ八の言葉の全てを理解したガンダムの絶叫が、ホワイトベース内部に響き渡った。
大変な事態だろうなぁ…これ。
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